《MUMEI》

「御一緒させて‥頂けるのですか‥?」

「うん、一緒にお茶しようよ。ね?」

「──はい、では御言葉に甘えて御一緒させて頂きますね」

「ぁ‥、そうだ、リュート──」

「はい、何でしょうか」

「明日からは朝食とかも一緒に食べない?」

「ぇ‥」

言葉に詰まっていると、アンリ様はにっこりとされました。

「だって私、リュートのお嫁さんなんだよ?」

「──はい、そうですよね」

アンリ様と紅茶や御食事を御一緒出来るなんて──何だか夢のようです。

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