《MUMEI》
闘技大会最終日後編
ディアボロスは赤紫の光を帯びながら形状を変えてゆく

「何が起こってるの…」

アティはディアボロスを見ながらつぶやいた

そしてディアボロスはアティの腕に巻きつき赤紫の腕輪となって変化を止めた…

「ディアボロスが腕輪になっちゃった…これじゃ戦えないよ…」

それを見計らうようにリツは大剣を篭手に変えてアティを場外の壁まで殴り飛ばした

「勝負あったようです」

リツは篭手を指輪に戻し気を失っているアティを抱きかかえ闘技場を後にした…

「ん…此処?」

「姉さん大丈夫?」

「アクト…」

「ちょっとやりすぎちゃったみたいね、私の名前はリツよろしくねアティにアクト、ん〜どう見ても2人にそっくりね…ザルエとウールに」

「父と母を知っているんですか?」

「この指輪はザルエがくれたものなの昔にね」

リツは昔の事を話してくれていたその時外から悲鳴が聞こえてきたのだった…

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