《MUMEI》

「ほら、ここだよ」

アンリ様が示された先には、蜂の巣が。

「───────」

「蜂蜜、分けて貰おうか」

「ぇ──」

そのような事が出来るのでしょうか‥。

「ちょっと待ってね──」

アンリ様は手にされた小枝で、蜂の巣をつつかれたのです。

「アンリ様‥?」

大丈夫なのでしょうか‥。

蜂を怒らせたりしないでしょうか‥。

不安に思っていると、1匹の蜜蜂が、巣から出てきました。

それを筆頭に、次から次へと。

「! 御下がり下さい、アンリ様」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫