《MUMEI》

その場にいる全員が酔っていた


酒と


美しい桜に


『おおい! 次は誰だ!』


叫ぶ当主の前に現れた



一人の、男


こんな、男…いたか?


それは、誰もが一瞬疑問に感じた事だった


しかし、それは一瞬で


シャラン…


舞い始めた男に


桜花に


その場にいた全員が釘付けになった


それは、全てを魅了する


美しい、桜の舞い


《呆けておるな》


上機嫌な、桜花


そんな、中


《美しいな、娘》

『…え!?』


桜花は


一人の娘を見初めた


それは、ほんの気まぐれ


一夜の夢で


終わる、夢


の、はずだった…

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫