《MUMEI》

何回かゲームをする内に、次第に御疲れになられたのか──アンリ様は駒を手にされたままうとうととされています。

「御休みになられますか」

「‥‥、ぁ‥ごめん」

「また明日にしましょうか」

「うん──」

ベッドに御連れすると、小さく欠伸をされて、横になられました。

「──────」

「御休みなさいませ」

「うん、お休み──」

アンリ様が瞼を伏せられたのを確認して、そっと御部屋を後にしました。

また今夜も、あの甘い報酬を頂く事になります。

ですが今日は少しだけ、控えて置く事にしましょうか──。

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