《MUMEI》

麻美「ありがとう、増田さん」
麻美、増田さんの手を取り、上下に揺すりよろこんだ
値段変わらずだったけど
ナビ付いた

増田「はは…親父にどやされるな…」

酒井「ぷ、麻美ちゃんに頼まれたら、断れないだれ」
増田「お前と違うわぁ」

俺「すみません、なんか」
酒井「気にするな、優斗」
増田「お前が言うな!」

雰囲気も良くなり、笑いながら商談成立

アキラ「客紹介したんだから、おごれよな」

増田「勘弁してくれぇ!」
悲痛な叫び声だった
 
 
夜8時、増田さん達の行き付けの居酒屋に

奥座敷に通された

エリ「お刺身、美味しいよ、ここ」

麻美「エリ、良く来るの?」
エリ「何度かね」

アキラ「飲んで待ってるか」
俺「…なんか、気がひけるなぁ…」

酒井「…大丈夫だよ、優斗、俺と増田のおごりだから」

アキラ「気前いいなぁ、酒井」

酒井「…まぁな…」

俺達はビールで乾杯した
 
 
追っ付け、増田さんと
…茜さんが来た

増田「お待たせ」

茜「私もいいかしら」

…何がどうなってんの?

アキラ「茜、ガキはいいのか?」

茜「旦那の出来がいいからね」
ウインクして、席に付いた
麻美の隣に… 

俺…気が気じゃなかった…

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