《MUMEI》 増田「マスター、ビール5本と俺のボトルね」 マスター「あいよ!」 増田「それと、ちょっと襖閉めさせて」 マスター「…あいよ、ほどほどになマス」 増田「あぁ、わかってる…」 襖が閉められた 増田「タケ、お前、このまま、ずっと腐ってるつもりか?」 タケ「…」 増田「優斗、悪いとは思ったんだけど…」 「話させてもらった…」 「麻美ちゃん、ごめんな…」 麻美「……」 タケ「ふん、だいたい酒井さん、その女に惚れてるなら、奪えばいいじゃないっすかぁ」 麻美を指差して、タケが言った 酒井「…だから、お前はガキなんだよ」 タケ「…根性無いだけじゃないっすか?」 アキラ「バーカ、根性あるからだろ…」 タケ「……」 エリ「麻美、気付いてた?」 麻美「…」 増田「酒井、麻美ちゃんにマジ惚れしちまっててさぁ…」 エリ「麻美、気付いてたでしょ」 麻美「気付いてたって訳じゃ…」 「好感持たれてるのかなぁ…ぐらい…」 酒井「ごめんな、麻美ちゃん、…」 麻美「いえ…」 酒井「タケ、俺は麻美ちゃんが好きだよ、」 「だから、諦めたんだ」 タケ「…意味わからんです…」 酒井「…優斗が居るからだよ…」 タケ「…関係ないじゃないっすかぁ」 酒井「俺じゃあ、麻美ちゃん、幸せになれないだろ、…優斗なら、幸せにできる…」 「だから、こうして、たまに会えるだけでいいんだ…」 タケ「…」 酒井「お前には、わからんだろうな」 アキラ「自分の痛みしか見えない奴には、わからんよ」 タケ「…お前らに、何がわかるってんだ…」 タケ、涙目だった… 前へ |次へ |
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