《MUMEI》

酒井「麻美ちゃん、おかわり」

麻美「あっ、はい、ごめんなさい」

アキラ「酒井、お前、キャバクラじゃねーぞ」

酒井「いいじゃねーかぁ、お酌ぐらい…」

麻美が席を立ち、酒井さんの隣に行って、ビールを注いだ 

酒井「うれしぃなぁ」

アキラ「触ったら、罰金だぞ!」

エリ「酒井さん、顔赤いよぉ」

麻美「優斗、嫉妬する?」
俺「ば、バカいうなぁ」
声がうわずっちゃった

エリ「優斗嫉妬深いからなぁ…」

アキラ「だな、大変だぜ、後で」

茜「あら、そんなに嫉妬深いの?意外ねぇ」

アキラ「本気になると、男は、みんな、せうなんだよ」

茜「…あたしは、遊ばれたのねぇ」

茜さん、変な演技しないで…

麻美と目が合った…

麻美…笑いながら、怒ってる…

一気に場が和んだけど…

まだぐずってる奴が1人…
麻美「なんだよ、茜、優斗と…」

茜「昔ね」

酒井「…マジ?」

茜「アキラの紹介だったのよ」

増田「アキラがぁ…!」

酒井「…アキラがねぇ…」
エリ「初恋の人紹介するなんてねぇ」

アキラ「…」

酒井「あれぇ、アキラ、おとなしいなぁ、エリちゃんには勝てないってか?」

増田さんと酒井さん、笑いまくってた

アキラ「うるせぇなぁ…」
増田「茜の不感症治したのって…優斗かぁ」

茜「…凄いのよ、彼…」

横目で俺を見ながら茜さんが言った

麻美「……」

「バフッ!」
おしぼりが飛んで来た

俺「…麻美ぃ…」

麻美「…なんか、腹立つ…」

アキラ「おっ、優斗、グランドスラムじゃねーかぁ」
俺「?…」

エリ「あっ…ホントだぁ…」
エリがつぶやいた

麻美「優斗ぉ!!」

麻美、ビールビン持って

酒井「麻美ちゃん、マズイよ、ビンはダメ…」

麻美「あーん、もう、むしゃくしゃするー!」

増田「何?グランドスラムって?」

エリ「…」

茜「あら、クスクス、」

アキラ「昔、エリとな…」
酒井「うえぇっ!…マジ…」

エリ「大昔ですよ…」

酒井「麻美ちゃん…知って…」

アキラ「麻美の紹介だったんだろ…」

増田「…美女、3人と…」
酒井「…ムカついて来た…」

俺「えっ、ちょっと…」
「うゎぁ…」

酒井さんに、羽交い締めされながら、
増田さんに、ヘッドロックされたぁ

俺「痛いっすよぉ」

増田「答えろ、優斗、誰が一番よかった?!」

酒井「お前なんか、こうだ、この、この、」

俺「うわぁ!痛たたたっ」
増田「うりゃぁ!」

俺「ぐっ…ギブ、ギブアップ…」

マジ死ぬ…

麻美「…大丈夫?」

酒井「ちっ、麻美ちゃんが悲しむから、ここまでだな…」

増田「…ふぅ…少しすっきりした…」

アキラ「ぶはっはっは、優斗、痛てーだろ、
プロレス好きだからな、こいつら」

俺「…しにゅかと、おもったぁ…」

麻美が隣に来た

麻美「大丈夫?」

俺「うん…」

増田「仲いいねぇ、ホント」
冷やかされた

タケ「…だょ…」
「何で平気なんだよ!」

ずーて、うつむいてた、
タケが、口を開いた

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