《MUMEI》 「雛‥菊‥?」 「心外だな。私の名を耳にしてい居たとは」 「‥‥‥‥‥‥まさか‥」 「そうだ。『雛菊』は祖母様の名でもある」 「おい‥、どういう‥」 「お前にもまだ話して居なかったな。──私達一族の名は‥代々受け継がれているのだ」 「ぇ、そうなのか‥?」 「ぁぁ。祖母様は剣術に長けておられた。私は少しでも近付きたいと思い、その名を頂いたのだ」 「‥その祖母様って、武士みたいな事してたりしたのか‥?」 「そうだな。城を抜け出しては‥民の為に刀を振るっておられた」 前へ |次へ |
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