《MUMEI》

翌日、麻美の実家に行くと伝えると

お袋「ご挨拶に行かなくちゃね」

俺「いいよ、まだ」

お袋「バカ言うんじゃない!」
「大事なお嬢さんを、与ってんだからね!」

親父「俺、仕事だから、お母さん、頼むよ、俺は、また、改めて伺うから」 

話しが大事になってきた… 
親父が、中華レストランに予約入れ、そこで会う事になった
 
 
個室で、回るテーブルだった

そわそわするお袋…

麻美が、お母さんを迎えに出てる

……

扉が開いた

お袋「!」

「失礼しますお料理は、お持ちしてよろしいですか?」 
店員さんだった

お袋、へなへなと、座りこむ…

俺「はい、お願いします」
「…」
「何、緊張してんだよ、お袋」

お袋「…だって、あんた…お嬢さんを、…
一緒に暮らしてるなんて…」
「申し訳なくて…」

俺「向こうのお母さんには、挨拶言ったよ、
一緒に暮らすって」

お袋「…そうは言ってもね…」

料理が並んだ頃、
麻美が、お母さんを連れて来た

お袋「どうも、ご無沙汰しております」

麻美母「いえ、こちらこそ、ご挨拶が遅れまして」

堅苦しい、挨拶が続いた

お袋「昨日、聞きまして、慌てて、ご挨拶と…」

麻美母「いえ、こちらこそ……」

まだやってる… 

俺「料理、冷めちゃうよ」
麻美「食べながら、話せば」

お袋「出来の悪い息子ですが…」

俺「…」

麻美母「いえ、とんでもない、こちらこそ」
「ふしだらな、娘ですが…」

麻美「お母さん…ふつつか…ふしだらじゃない!」

麻美母「あら、嫌だわ、緊張して…」

俺「ぷ、ぷぷぷっ」
「麻美、ふしだらだって」
麻美「何、笑ってんの、優斗ぉ!」

俺「お母さんも、お袋も、その辺にして」
「折角の料理だよ、冷める前に、いただこうよ」

やっとテーブルについたお母さん達だった

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