《MUMEI》 「何て名前付けようかな──」 リボンを結ばれた縫いぐるみを抱き締めて、アンリ様は嬉しそうです。 「リュートは──どんな名前がいいと思う?」 「そうですね──‥」 アンリ様は、御持ちの縫いぐるみ全てに名前を付けられているのですが──、いつもかなり悩んでらっしゃいます。 「ミーシャ‥など如何でしょう?」 「わぁ、可愛い名前──。じゃあ、宜しくね、ミーシャ」 アンリ様は、本当の動物に接するかのように、縫いぐるみに話し掛けられたりします。 微笑ましいです──。 「ね、次はどこに行く?」 前へ |次へ |
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