《MUMEI》

「お前、元人間のセツだよな?一度会って見たかったんだよ!

俺の名前はヒョウルンって言うんだ、よろしくな!」


ヒョウルンは目を輝かせながら、セツの手を両手で握りしめた。


「え?」


セツは拍子抜けしてしまった。


「あっ!そうだ。」


ヒョウルンはセツの手を離し、紙とペンを何処からか出した。


「サインくれ!」


ヒョウルンは笑顔で言った。

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