《MUMEI》
告白
「あ!お母さんいた!
ねえねえ唯と葵!卒業記念に写真撮ろうよ!」
「おう。いいぜ。」
「うん。いいよ!
撮ろう撮ろう!」

「撮るよ〜!
次!葵君と茜並んで!
その次は唯ちゃんと茜ね!」
「「「はーい」」」

「良いの取れたね!
いい思い出になりそうだね!」
「そうだね。現像できたら送るよ!」
「うんわかった!
じゃあ私もう行かなきゃいけないから!
じゃあね!」
「うん!バイバイ!」

「ねぇ葵。ちょっといい?」
「ん?何だ?茜。」
「うん。ちょっと話しがあるんだけど、他の人に聞かれたくないの。
ちょっと移動しない?」
「あぁ。いいけど・・・・・・・。」


――――――移動後――――――


「あのね、私、葵が好きなの。」
「え!?」
「あ、返事はいらないから。
でね、私マフラー編んだの。
受け取ってくれる?」
「あぁ。別にいいけど・・・・・・」
「良かった。
受け取ってくれなかったらどうしようと思った。
じゃあ私予定あるからもう行くね。
バイバイ」
「あぁ。じゃあな。
また明日の離任式で。」
「バイバ〜イ」

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