《MUMEI》

「何すんだよ挿乙女!」


「ヒョーリに手出したら殺すよ」


「手出したら?」


雹里はキョトンとした顔で首を傾げた。


「良いのよヒョーリは分かんなくて」


星羅は雹里の頭を優しく撫でた。


「ヒョーリちゃん俺も撫でて撫でて!」


檜泉は少し頭を下げた。


「ん?」


雹里は檜泉の頭に手を伸ばしたが、その前に星羅が檜泉の頭を叩いた。

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