《MUMEI》

そんな、言い争いをしていたら…観覧車は、一周していた。


『もう、終わりだな。降りるぞ〜』


グイッ…
『んーーっ!あっ…んっ』
無理矢理のキス。ジタバタしてるオレの後ろから…係員さんの声。


『お客さん〜降りないんですか?』


『あっ!もう一周乗りまーす、にこり』
爽やかに言い放つ右京である。


『はあ…』
係員さんの呆れたような声がした。


そして右京の暴走により〜二周目の観覧車の旅は始まったのである。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫