《MUMEI》

「私は──‥うーん‥」

「何でも宜しいですよ」

「じゃあ──あのお店に入ってみようか」

アンリ様と訪れたのは、カフェのような風貌のレストラン。

注目してから数分後、テーブルに御料理が運ばれてきました。

「───────」

「如何ですか?」

「──うん。ほら、リュートも食べよう?」

「はい」

「──そうだ‥もう1時間経っちゃったかな‥」

「いえ、まだ20分程ございます」

「じゃあ大丈夫だね。お食事が終わったら──時計台に行ってみよう」

「はい」

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