《MUMEI》
ひかり 〈私〉
光があの白ネコになったのに驚いていると、


そのネコがいきなり池に飛び込んだ。




呆然として動けずにいると、




池の中心―…ネコが飛び込んだ辺り―…が、
ぼうっと光り出した。



不安になって、椎名くんの服の裾を握り締める。



「…大丈夫」



椎名くんが、そう言ったとき。




池の真ん中が、大きく盛り上がって―…





白い光に包まれた―…



―…人間、が、現れた。

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