《MUMEI》
齋の鳴き声
…か…な…。


…かな…


…悲…


誰?私を呼ぶのは?


わ…し…だえ…


わし…だえ〜…


儂だえ〜…


齋?…齋?…


逢いたかった!


そうかえ?


うん!もう何処へも逝かないで…


クククッ…悲は、甘えん坊だえ〜


じゃあ…傍に居るとしよう…


う…れ…し…い…。
齋、約束よ…。


アア…ヤクソク…クククッ…アハハ…ハ…


意識の奥底で…狐の鳴き声が聞こえた…


あれは…齋の鳴き声?目覚めたら〜私の傍に齋が立っていた。

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