《MUMEI》
出会い
「あ!人魚がいる!
珍しいわね。いつもだったら人間を怖がって出てこないのに。
話しが出来ないかしら?
行ってみよう。」
「こんにちは。人魚さん。」
「え!?天使!?」
「そう。私は天使の空。よろしく!」
「あぁ。俺は海里って言うんだ。
よろしく!
ん?君の名前は空って言うんだよな?」
「そうよ?それが何?」
「いや。もしかして空って天使のお姫様?」
「そうよ。よく知ってるわね。
海では王族しか知らないはずなのに・・・・・・・
でも海での王族に海里って名前は無かったはずよ?
どうしてしっているの?」
「あぁ。そりゃ俺は海の姫の婚約者だからな!
ちゃんと勉強しているんだ。」
「へえ。そうなの。」
「おい来て見ろよ!あこに天使らしき人がいる!」
「え!どこだ!?」
「やっべ!おい空!
こっちついて来い!
隠れるのにいい岩場があるから!」
「わかったわ!」
「あれ?何処にもいないじゃないか!」
「あれ〜?おかしいな。確かにいたと思ったのに・・・・・・・」
「幻覚でも見たんじゃないか?」
「う〜〜〜ん。そうなのかな?」
「よかった。ばれなかったみたいだ。あ!そうだ。これ間違ってツーペア買っちまったんだけど一個持ってろよ。
これで通信できるんだぜ!
だから次海に来たら案内してやるよ!」
「わぁ!ありがとう!
きれいなブレスレットね!」
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