《MUMEI》

「こちらにケーキ作りの達人がいると噂を聞きまして。」


「あぁ塁羅のことですか、どうぞ中にお入りください。」


黒髪の男性は2人の青年を招き入れ、塁羅がいる部屋へと連れて行った。





"コンコン"


「塁羅、お客様ですよ。」


返事はない
だが…


「ギャー近づくな!」


という声が聞こえた。

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