《MUMEI》

「あの僕に何のようですか?」


「あなたがケーキ作りの達人ですか?」


「ケーキ作りの達人っ!?僕はそんな立派なものじゃありませんよ。」


「いやいや、塁羅はプロ中のプロだ。」


さっきまで床で倒れていた変態男が歩きながら言った。


「勳羅…。」


銀髪の子は近くに立っている黒髪の男性の後ろに隠れた。


「塁羅にケーキの作り方でも教えてもらいたいのかな。」

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