《MUMEI》
【助手+妹誕生?】
パチ
目が覚めて起きたら
ベッドの上にいた

「夢?はは当たり前だよね、死神なんてありえないありえない」

私はベッドから起き上がって
鏡を見た
ん?鏡?
私の部屋に鏡なんて…

「な、なんでぇぇぇぇ!?」

目を疑った
私の黒かった髪は真っ赤な赤髪に
瞳も黒でわなく赤色
まっまさか…

「気に入ったやろ?」

勢いよく私が振り返れば
窓枠にヘラヘラ笑って座っている
あいつ…いや、死神

「どや?かっこええやろ!俺とおそろいやで!?」

「ふざけんなぁぁぁぁぁ!お前今すぐこの髪と目戻せよ!日本人としてありえねぇだろ!?しかもなんだよ、おそろいって!きめぇ!!!」

「ひど!!そこまで言うか?俺は自分のため思うてやってんで!?死んだ人間がそのまま生き返りよったらきもいやろ!?だから俺は髪と目の色変えたってんで!?有り難く思えや!!」

「なんで私があんたに有り難く思わ…私、生きてる?」

そうだ、生き返ったんだ
あの『無』の世界から

「気付くの遅いんじゃ!ボケ!ついでに言うとくとなぁ俺とおそろにしたんは自分には俺の妹役やってもらうためや」

「あー一応生き返らせてくれて有り難う…ちょっと待って、妹?私がやるのは助手じゃなかった?」

「助手は勿論やってもらうで?妹言うのは何かとその設定のほうが楽やんけ」

そういわれれば納得するかも
ん?ていうかここは何処?
辺りを見回せば部屋には
私がさっきまで寝ていたベッドと
鏡だけの何もない部屋

「ここは?」

「ここは俺が買い取ったんや」

買い取った?ん?

「買い取ったぁぁぁぁぁ!?」

「自分いちいち反応でかいわ!たかが一億六千万やんけ」

たかが一億六千万?
たかが?

「ふざけんな!糞死神!!たかがだと?あんたそんなお金どこから…まさか銀行強盗!?嫌ぁぁぁぁぁ近寄らないで!!」

「違うわ!阿呆!人の話し聞きいや!俺死神やで!?金くらいいくらでも作れるんじゃ!ぼけぇぇぇ!」

「…まじ?」

「まじや」

そういう事は先に言ってほしい

「はぁーひとまずついてきぃ」

死神は私に背を向け部屋をでていった
私はその後をおとなしく着いていった

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫