《MUMEI》 午後もまた雨が降りましたが、今度は直ぐに止みました。 アンリ様が御声を掛けてこられたのは、3時が近付き、紅茶を淹れている時でした。 「リュート、ちょっといいかな──」 「はい、如何なされました‥?」 「あのね、お庭──雫が光って凄く綺麗なの。リュートも見に行かない?」 「はい、では御一緒させて頂きます」 アンリ様、外に出られる気分になられたようです──。 「リュート、早く行こう?」 「──はい、アンリ様」 僕は、アンリ様と庭園に向かいました。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |