《MUMEI》 言えない…(橋元視点)『橋元先生?なんで、僕のアパートへ?』 宇佐美が、俺の顔を覗き込んで聞いた。 『あ…あ…まあ…その…』 駄目だ…会いたかったなんて言えない…。 『??』 『謝りたくて…あの日の事を…宇佐美、ごめんな…俺…お前に…』 『……』 宇佐美は首を小さく横に振った。 『僕も…謝らないと…』 そう言って宇佐美は〜うつ向いてしまった。 『あ…それで…担当の事なんだけど…その…』 宇佐美の肩が、ピクッと跳ねた。 …あ〜やっぱり、嫌なんだろうな…俺の担当なんて…。 前へ |次へ |
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