《MUMEI》
【自分の葬式】
「で、まずは何するの?」

私が聞くと闇神は読んでいた雑誌を
おいて起き上がった

「手始めは自分が殺された事件を解決するで」

「殺されたって誰に殺られたらわかるの?」

「阿呆 それを調べるんが俺等探偵や、じゃあお前ん家行くでーまだお前死んでから1日しかたってへんからな」

と言いつつ闇神は玄関に向かった

自分の葬式に行くのか
なんだか変な感じだ

「おい、はよせんかい」

闇神はいつの間にか黒装束に
身を包んでいた
いや、元から着ていたのかも
しれない

私は机の上にあった
(闇神が置いた)
黒のスーツに身を包んで
玄関へと足を運んだ

「じゃあ行こか」

「了解」

私達は玄関を開けて外にでた

数分歩くと私の住んでいた家が
見えてきた

歩くと意外に近かったんだな

「見てみい葬式の真っ最中や」

闇神に言われ家の門を見ると
そこには黒い服を着た人達や
私が通っていた学校の制服が見える

「今の心境はどや?」

「変な感じ…」

闇神は私に笑顔を向けて聞いてきた
が私の答えを聞くと
すぐに前を向いて一言…

「これからおもろくなるわ」

私にはまだこの言葉の意味が
分からなかった

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