《MUMEI》 御邸に戻って来てから、アンリ様とお茶をして──僕達は暫しの間、御話などに興じていました。 その後、御部屋に戻られたアンリ様は、御昼寝をなさっていたようでした。 僕も‥少し眠ってしまったようです。 「そろそろ晩餐の支度をする時間ですね──」 ですがその前に──アンリ様に御所望を御伺いに行かなくては。 「──アンリ様、本日の晩餐は、如何致しましょう」 「何でもいいよ。リュートにお任せ」 「デザートは──」 「じゃあ、アイスクリームがいいな」 「──畏まりました」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |