《MUMEI》
俺も…(橋元視点)
…な、なんて言った?今、コイツは…好き?俺を?


うわっ…本当に?嫌いじゃないの?…おっさんなのに…(自分で傷付く俺)


あ〜もうメチャクチャ嬉しい…かも。


『宇佐美…俺も…この1週間、お前に会いたくて…泣き顔見たくて…。女の顔も浮かばなかった。』


『本当に?』


『ああ…今日で、プレイボーイは廃業だ!』

宇佐美は嬉しそうに笑った。


『宇佐美も…俺以外に…泣き顔を見せないで。なっ?』
頭を撫でると、コクンと頷いた。


思わず抱き締めてしまう、俺の背中に手を回して、抱き締め返してくれる宇佐美だった。

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