《MUMEI》

翌日、麻美、会社を休んだ
エリと、何処かへ出掛けるって…

俺が仕事を終えて、麻美に電話したら…

茜さんが出た…

茜『麻美ちゃん、しばらく預かるからね』
『待って、エリに変わるから…』
エリ『優斗、連絡あるまでおとなしく待っててね、私も茜さん家に泊まるから、じゃあね』

……切れた…

何事ですか?…

麻美、大丈夫なのかなぁ… 
 
午前4時、電話が鳴った

俺『あい…もしもし…』

麻美『ごめんね、優斗…あのね…』
『…眠いよね…』
『…』
なんだ?後ろでエリの声がしてる…
早く言えとかなんとか…

麻美『…迎えに来て…』
『…ごめんね…』

また、後ろで声が…
ごめんは、いらない…
なんでしょ、いったい…

俺『わかった、直ぐ行くから』

何はともあれ、麻美を迎えに行った

麻美を連れ帰る、ついでに、エリを送った

車を降りるとき

エリ「麻美、あとはあんたなりに考えてみてね」

麻美「…うん…」

俺「…」
眠い… 

麻美「優斗、ごめんね、こんな時間に…」

俺「大丈夫だよ」

エリに手をふりながら、車を出した

麻美「…しばらく、何も聞かないでね…」
「私なりに、頑張ってみてから…話すからね…」

俺「麻美、俺の前から居なくなるのは、無しだよ」

麻美「うん、」

何かを決意したみたいだけど、前向きみたいだから、いいや

凄く、気になるけど…

その日、麻美は、気合いを入れて、出社した

俺より、寝てないのに…
大丈夫かなぁ…

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