《MUMEI》

何分か電車に揺られた後、雹里は目を覚まし起き上がった。


「お目覚めですか姫?」


雹里は横から聞こえた声に振り向いた。


「檜泉君、なんでここにいるの?」


「お姫様のボディーガード中です」


「お姫様?あっ」


雹里は檜泉が読んでいる本目を止めた。


「あっこれ借りてるよ」


「うんいいよ」


「それにしても雹里ちゃん、難しい本を読んでいるんだね」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫