《MUMEI》

エリ「マスさん達、悪気はなかったと思うけど…」
「タケに、麻美の事話したじゃない…」

「あれ、ダメだよ…」

麻美「事情は、わかるけど…気分的には…ね…」

増田「ホントにすまない、」

エリ「男の友情だかなんだか知らないけど…」
「麻美と、普段会うなら、人に話しちゃダメだよ」
「最低だよ、やってる事」
麻美「もう、いいよ、エリ」

エリ「麻美が良くても、私が良くない!」

アキラ「元々は、俺の責任だ…」

エリ「…私もだけどね…」
麻美「私がいつまでも引きずってるから…いけないんだよね」

エリ「その考え方ダメって、茜さんにも言われたでしょ」

麻美「だって…」

エリ「麻美、」

麻美「…うん…」

麻美が唇を噛み締めた

俺、麻美の隣に寄り添い
麻美の頭を片手で抱いた

麻美「大丈夫だよ、優斗」
俺「酔っ払いは、ほっといて、帰ろうか」

麻美「うん」

俺「エリ、酔っ払い達、俺、送ろうか?」

エリ「いいよ、寝かしとくから」
「明日、掃除させるんだから!」

俺「じゃあ、帰ります」

麻美「おやすみなさい」

エリに見送られながら、
俺達は車に乗った

麻美「優斗、帰ったら、少し、話したいんだけど」

俺「うん」

麻美「…」

俺「どうした?」

麻美「ううん」

麻美が俺の手を握ってきた

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