《MUMEI》

[蒼視点]


長ったらしい山田の話を俺は聞き流していた


資料を元に、桜山にやってきた俺と山田


そう


そこまでは俺は山田や


花見に来ていたウザイくらいの人混みの中にいた


ウゼー


そう思っていたら


桜吹雪が見えた


それで、気が付いたら、ここだった


そんなわけで


《突然いなくなるなんて酷いじゃないですか〜!》

「しょーがねーだろ。俺のがイケメンなんだから」

《うっ! そりゃ、

…そうですけど…》





「ウゼー」

《先生! それで櫻さんと会えたんですよね?》

「あ? あぁ…」

《もうヤッたんですか?》


山田…


お前も俺に慣れてきたな…


俺は、感心?しつつも、せっかくだから、山田に質問してみる事にした


「なぁ、山田」

《はい!》

「恋と愛って何だ?」

《は…い?》

「十秒以内に答えなかったらボーナスカットな」

《えぇ!? せ》

「九、八…」


問答無用


とりあえず、無いよりマシだと思った

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