《MUMEI》 のうみその裏側に居る、みんなが 正平は辛うじて動かせるようになった、視覚を働かせ白いヒトでないものを追った。 感覚を思い出せ、体は記憶しているはずだ、奥底にあるものを引っ張り出せ。 周りには数えただけでも十はいた、その中から探すのは指南の技だ。 きっと姿形が確認できるようになれば解るはずだ、正平はポケットにある昌の鈴を握りしめた。 そうか、歩くんじゃない、一体になるんだった。 こんなに温かい世界をどうして恐れていたのか、不思議だった。 と、同時に昌もこの世界の一部になったんだと理解した。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |