《MUMEI》 『でも…最後まで反対したわね……あの、学園長!!』 『そうよ、あのイヤミなごうつくババァ!』 『そんな事、どうでも良いから〜仕事をおやり!結婚式は明日なのよ! 杳子の結婚式の準備万端は〜クラスメイトの我々がやるんだから!』 忙しなく動くクラスメイトを見て、杳子は感謝していた。 …ありがとう、皆… そして…梓(あずさ) 孤児のあたしとは、対照的に裕福な社長令嬢の梓。 性格も全く違うけれど…だからこそ、気があったのかもしれない梓… 結婚式の事だって、とても、骨おってくれて…式の準備の為に、こうして自分の大きな部屋を使わせてくれる… アメリカ留学を1週間延ばせれば、明日の結婚式に出て貰えたのに…でも、それを除いたら… 『ああ〜幸せ…』 この涙ぐむような、幸せが…いつまでも、続くと良い…… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |