《MUMEI》
とめどない
白い光が肌のなかで溶けていきます。

難しい勉強も

今日一日の学校の出来事のお話も

父さんと母さんのケンカも
兄ちゃんがいないとダメでした。


離れちゃ、いけませんでした。ぼくが、淋しくて死んでしまいそうでした。

「ぼくも兄ちゃんの所に行きたい。」
こんなに淋しいくらいなら、もう兄ちゃん以外のものは全て捨ててしまってもいいです。


声を聞いたら、甘え出せずにいられなくなります。
考えることを放棄します。

ぼくの世界はここにありました。
温かい兄ちゃんの腕の中、他には何も要りません。

兄ちゃんが居たら、そこがぼくの帰る場所です。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫