《MUMEI》
無実
…死刑だって!?

…控訴も却下されたって!

…しかし、こんなに早く〜かたのついた裁判も珍しいな。

…延々〜何10年も続いた裁判だってあるのにさ!


『刑事事件の裁判は、確かに早い。だが、今回は早すぎる。

ふ…む?こいつは、裏に何かあるな?』

裁判を傍聴していた、男は〜訝しげに呟いた。

彼の名前は…榊 巧(さかき たくみ)
職業は…私立探偵である。


裁判後の廊下を警官に連れられて、神野が歩いている。


『あっ、皆!』
生徒達を見つけ、神野が声を挙げる。


『先生!』
『神野先生!』


『コラコラ、死刑囚に近寄るな!』


『先生…』


『杳子…』


『杳子!信じてくれ…私は無実だ!』
そう杳子に告げ…警官に連れ去られた神野。

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