《MUMEI》

『悲よ…』
死神は、悲の頭に手を乗せた。


死神の手から、赤い光が出て悲の体を包んだ。


悲は…静かに目を開けた。
『あの…あなたは?』目の前の死神に聞いた。


『死神だよ、悲。』


『え?死神…?』


悲は、何故、自分の前に死神がいるのか?解らなかった。


『悲、とりあえず、此方に来なさい。』
赤字が、手招きした。


『はい、お父さん。』


『よっ!悲!』


『え?あなたは…あの時の…失礼なヤツ!あなたは、誰?』


『あの時は〜悪かったよ!俺は、烈火!死神の息子だ。』


…死神の息子?
また、そりゃ大変な神様だね…。悲は心の中で思った。

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