《MUMEI》

その剣は本物そっくりで上出来だった。


「ヒョーリに合わせて作ったか?」


「はい!バッチリです」


「良し合格だ」


「ありがとうございます」


剣を持った男子は、ヒョーリに近づき腰にさしてあげた。


「ありがとう」


すると男子の顔がほんのり赤くなった。


星羅はその瞬間を見逃さなかった。

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