《MUMEI》

[櫻視点]


「待たせたな」


パチン


小さな黒い何かに向かって話をしたり


何か作業?のようなものをしていた蒼様は


そう言って、ニヤリと笑いました


「い、いえ…」


い、いよいよ…なんだわ


私はドキドキしながら蒼様を見つめました


「まず、恋と愛は似てる。
愛は、恋より深い感情だ。
ある意味、恋の延長が、愛。

だから、恋を知ってから、愛を知る場合が多い。

…ここまでは、いいか?」

「あ、はい」


…一応


「じゃあ、続けるぞ」

「はい」


私は蒼様のお話に耳をすませました


蒼様は、淡々と語り続けました


…何故でしょう?


すごいと思う反面


…何故か…




前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫