《MUMEI》

雹里はその場から逃げるようして走り出した。


下を向いて走っていたため、前が見えず誰かとぶつかってしまった。


雹里はぶつかった衝動で地面に尻餅をつき顔を上げた。


そこにはオールバックした青髪の目つきの悪い男をいた。


どう見ても
怒っている顔に
しか見えない…


「すみません」


男は少し首を傾げたが、すぐに尻餅をついている雹里を胸倉を片手で掴み持ち上げた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫