《MUMEI》

青髪の男がいた地面を見ると、血の跡が残っていた。


あの人
怪我を…


雹里は青髪の男が走っていった方向を見たが、そこにはもういなくなっていた。


すると人を載せた4頭の馬が雹里の近くに止まり、短剣を投げた人が馬から降りて雹里に近づいた。


「大丈夫ですか?」


20歳ぐらいの焦茶の髪をした男が雹里に手を伸ばした。


「は、はい」


焦茶の髪をした男は優しく微笑み、雹里を立たせた。

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