《MUMEI》
《1ヶ月》
『杳子!この人が会って話したいんですって…』
クラスメイトが、杳子に名刺を手渡す。


『えっ、榊 巧…私立探偵…?』


杳子は、学校近くの喫茶店にいる。


『ブルーマウンテン、もう一杯!』
目の前の男は、さっきから立て続けに、三杯ブルマンをブラックで飲んでいる。


…私立探偵、榊 巧。
なんだか凄い人みたい、あたし、この人を本当に味方と信じて良いのかしら?


『ところで、君に、ショックな話をしなければならない。

神野 光司の死刑執行日が…来月の3日に決まった!!』


『ええ!!』
杳子は、余りの衝撃にショックを受ける。


『処刑の日が事前に漏れる、なんて事は信じられない…が、これは確かな筋の情報だ…

来月の3日…もうあと僅か〜丁度1ヶ月だ!

《1ヶ月》


その間に真犯人を見つけるんだ!』

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