《MUMEI》

「…ふぅ…」
間一髪、セーフだった

光をトイレに連れ込んだ瞬間
「うげぇー ……」


後の介抱を、みずき、に任せ、俺は、ソファーに座った

光の世話をやく、みずき、を見てると…
 
何とも、羨ましく…
 
 
みずき「ごめんね、迷惑かけて」

雅人「間に合ってよかったなぁ」

みずき「普段、飲まないのに、あんなに飲むから…」
雅人「明日、辛いよきっと」

みずき「雅人は、強いんだね」


雅人「バイト先の先輩達と、2年前から、飲んでるからね」

みずき「いけないんだぁ、未成年なのに」

「お布団ひくね、待ってて」

雅人「いいよ、帰るよ」

みずき「何で、泊まりなよ、今からじゃ大変だよ、電車だって、そろそろ無くなるよ」

雅人「…うん、何か、悪いじゃん…2人の邪魔しちゃ…」

みずき「変な気、使わないでよぉ」

屈託のない、笑顔だった
 
 
俺、寝付けなかった

時計は、午前2時をまわってた

「バタンッ!」物音がした

部屋を出ると

雅人「どうしたの?」

みずき「光が、気持ち悪いって…」

トイレで光、の背をさする、みずき

雅人「お水持って来て!」
「光、大丈夫か?」

光「…うっ………げぇー!」

みずき「お水!」

みずき、から、水を受け取り

雅人「光、苦しいだろうけど、無理して飲むんだよ」
無理矢理、ボルビックを飲ませた

光「…ぐっぷっ…」

背中をさすり、

雅人「全部吐けば、楽になるよ」

光「…はっ…はっ…」

肩で息してる

俺は、光の喉に指を入れ、強引に、吐かせた

雅人「直ぐ、楽になるからな」

光「げほっ……げぇっ!」 
 
吐くだけ、吐くと、
光は、少し、楽になったようで

ベットに、大人しく入って休みだしたんだ


みずき「ありがとう、雅人」

雅人「光は?」

みずき「うん、大丈夫そう、寝たみたい…」

雅人「ムリして飲むからだよ、まったく…」

みずき「雅人が居て、助かっちゃった、私1人だったら…」

雅人「明日、起きたら、いっぱい水分取らせてね、」
「水か、スポーツドリンクね」
「で、トイレ、いっぱい行かせて、」
「体の中のアルコール、薄めてあげて」

みずき「うん、わかった、ありがとう」

雅人「さて、寝ようか?」
みずき「あっ、汚れてるよ、服」

光が吐いたのが、跳ねたみたいだった

みずき、が拭いてくれた

みずき、のパジャマから、白いブラが見えた
胸の谷間も…

真っ白な肌してる…

みずき、の匂いがした…

雅人「いいよ、そんなに丁寧に拭かなくて」

みずき「だって、染みになったら」

雅人「いいって」

俺、シャツ羽織って、部屋から出たから

下は、パンツ一枚…

少し立っちゃって、それを気付かれたくなくって…

逃げるように、立ち上がった

みずき「きゃっ」

みずき、にぶつかり、
みずき、が 後ろに倒れそうになった

テーブルにぶつかる!

慌てて、みずき、を、掴んだ

「ゴンッ!」

雅人「痛てっ…」

みずき、を引っ張った反動で、自分がテーブルに…

みずき「大丈夫?ォ」

雅人「大丈夫…」
「!」

みずき、の袖を引っ張ったせいで
パジャマのボタンが…

みずき、のブラが、目の前に…見えた

乳房の大きさまで、わかるぐらい、丸見えになってた……

みずき「あっ…」

前を隠す、みずき

雅人「……」

みずき、と、目が合った

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