《MUMEI》

何を言ってるの?

私の想いが…

齋の邪魔を…

している…?

そう言ったの?


『悲…良く聞いて?今から、君は齋に会うんだ。そして…君の中の齋への想いに決着をつけなきゃいけない。

君は…齋に伝えたい事があるのだろう?』


…齋へ伝えたい想い…


ええ…あるわ…余りに急に…逝ってしまったから…私は伝える事が出来なかった言葉。


『悲…その想いを齋へ伝える事が…君の中の闇狐を祓う事にもなる。

あと…齋を救う事にもなる。


出来るな?悲。』


『烈火…私は…』


烈火は、悲の後ろを指差した。


悲は後ろを振り向いた。


『齋…』
悲の後ろには、以前と変わらぬ姿の齋が立っていた。

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