《MUMEI》

「これは昔からあるものなんです」


ルイスは申し訳なさそうしながら言った。


すると金髪の男性が立ち上がった。


「ユリウスこういう案はどうだ?」


ユリウスは金髪の男性の方を見た。


「もしこの決闘でヒョーリが死んでしまったら、新たな魔王を考えよう。しかし、この決闘でヒョーリが勝ったら、魔王にしても良いな」


「良いでしょう、僕が負けるはずありませんかね」


すると金髪の男性は、暗灰色の髪をした男性を見た。

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