《MUMEI》 「───────」 色々と探してみたのですが‥此所には居ないようですね──‥。 「リュート、いたよっ」 「?」 アンリ様、もう見付けられたのですね──。 「ほら、あそこに2匹」 示された枝では、栗鼠が2匹──クルミを採ろうとしていました。 「先程とは違う種類のようですね──」 「うん。──ぁっ」 「どうされました‥?」 「もう一匹いるよっ」 「?」 よくよく見てみると、2匹の他にも、確かに──もう一匹小さな栗鼠が。 あの3匹は、どうやら家族のようです。 前へ |次へ |
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