《MUMEI》 試合が始まりまだ10分と経っていない。 が、 ここまでのスコアは5対1。 ギャラリーも一方的な展開に気付いていた。 … 「凄いね〜!! クロさん? いっぱい点取ってるし。 テレビに出るくらいだから凄い人なんだね〜。」 「カッコいいよね〜!!」 そんな、 ハンドを知らないギャラリーとは別に、 中学時代経験者である藤田美紀は、 状況を冷静に見ていた。 (凄い… このチーム寄せ集めとは思えないくらい強い… クロもそうだけど、 あの… 猪狩くん? 確かそう。 見たことある。 1年生の中でもずば抜けて上手かった子だ… なんでクロのチームにいるかは知らないけど、 圧倒的な威圧感がある…) … 「ナイッシュー!!」 猪狩のロングシュートが決まる。 6対1。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |