《MUMEI》

「そうなんだ」


「初代魔王陛下は、強力な魔力の持ち主だったからね、そんくらいは容易いことなんだ。

そして初代魔王陛下の魔王も引き継いでいるヒョーリちゃんの魔力は、計り知れないほどなんだ」


「そうなんだ、でもなんか怖い…」


雹里は不安な眼差しで自分の両手を見た。


「私の中に計り知れないほどの力があると思うと…」


すると檜泉は雹里を抱き寄せた。


「大丈夫、ヒョーリちゃんの力は誰かを傷つけるためのじゃなくて、魔王としてみんなを守るための力だから」

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