《MUMEI》
波乱
バイトを終えて、外に出ると、光が居た

光「雅人、待ってたんだ」
雅人「どしたの?」

光「うん…ちょっと話があるんだ…」

雅人「…」
 
光「最近、なんか、避けてない?…」

雅人「何が?」

光「何か、気に障る事したかなぁ…」
「考えたんだけど…思いあたらなくて…」

雅人「なんの話しだよ」

光「…とぼけるの?…」

光、真っ直ぐ俺を見てる
適当に、ごまかす訳には
…いかないよな…やっぱ… 
雅人「…あのな…」
「…ふぅ…言わなきゃダメだよね…」

光「うん」

雅人「…そこの、公園、行こうか…」

階段に腰を降ろして、話した

雅人「…前に、光が酔っ払ったときさぁ…」
「みずき、の…ブラ、見えちゃってさ…」
「不可抗力だよ、…けど…」
「やっぱ、気まずいじゃん…」

光「美澄貴、なんか、言ったの?雅人に」

雅人「気にしなくていいって、言ってくれたけど…」
光「だったら、問題ないじゃん」

雅人「…」

光「…酔っ払って醜態見せたから、嫌われたと思ったょ…」

雅人「そんな事で、嫌うとか、普通ないっしょ」

光「…」

雅人「…しばらく、みずき、とは合わないようにするつもりなんだ」

光「なんで?」

雅人「とにかく、…そうするの、だから、光とも、しばらくは…」

光「なんだょ、それ!」

雅人「…俺が正常になるまで…って事で」

立ち上がり、帰ろうとした 
光「…なっとく、いかないよ…」

雅人「…嫌なんだ、…」 「やらしい目で、みずき、見ちゃったりする、自分が…」
「ごめんな…」


逃げるように、その場を離れた

光、マジごめん、
普段、会ってたら、忘れられないよ… 
 
 
キャンパスでも、光と合わないようしてた

メールとかは、普通にやりとりしてたけど
 
 
何日か経ったころ

光からメールが来た
『美澄貴と、別れる事にしたんだ…』

な! なんでぇ!

慌てて、光に、メールしたけど返事帰って来ない
電話も出ない

光の家に行って、インターホン、鳴らしまくった

「はい…」
みずき、の声だった

雅人「夜遅くごめん、光、居る?」

みずき「どうぞ」

オートロックのドアが開いた

階段を駆け上がり5階へ


俺「光は?」

みずき「…中に、いるよ…」

みずき、泣き顔だった

雅人「光、入るぞ」
 
 
光、ソファーに座って、酒飲んでた

雅人「何がどうなってんだよ!」

光「…」

雅人「みずき、どうしたの、いったい…」

みずき「…」

あー!まったく!
何とか言えよ! 
 
 
みずき「私のせいで、雅人に嫌われたって…」

雅人「違うだろ、何言ってんの、光!」

光「事実じゃんか…」

雅人「違うだろ!嫌ってるとかじゃないだろ」

光「じゃあ、何でだよ!」
雅人「…」

みずき「私のせいなの?…」

……もう、いいや…
時間経てばって、思ったけど…
光とみずき、が、喧嘩するより、マシだな…

全部…話そう…

2人と、疎遠になっても…

雅人「2人とも…俺の話し、聞いてくれるか?」

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