《MUMEI》 "カッキーン" 雹里は振り下ろされる剣を受け止めた。 「昨夜兄様に教えてもらっただけあるな」 ユリウスは休むことなく、雹里に斬りかかった。 雹里は受け止めたり、必死に避けていった。 「ちっ!」 一瞬力抜いたユリウスを、雹里はその瞬間を見逃さなずユリウスの剣を弾き飛ばした。 『絶対隙が出来ます、その時を狙うんです』 雹里の頭の中には、昨日ルイスが言った言葉が流れていた。 前へ |次へ |
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