《MUMEI》 雹里の両肩の服は溶けて、10センチの穴が空いていて軽く火傷をしていた。 雹里は剣を落とし、両肩を触りながら、地面に足をついた。 「痛いだろ、次はそれじゃ済まないぜ、焼き殺してやるよ」 ユリウスは大きな火の玉を作り、雹里に向かって飛ばした。 「ヒョーリ」 「ヒョーリちゃん!」 ルイスと檜泉は同時に叫び、クロディウスは口元だけ微笑んだ。 前へ |次へ |
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